トレーナーなら知っておくべきプログレッションとリグレッションとは?
2024/11/06
皆さんは、「プログレッション」と「リグレッション」の言葉を聞いたことはありますか?
特にトレーナーは、トレーニングを教える上で、「プログレッション」と「リグレッション」は知らず知らずのうちに使っています。
これらを上手に使い分けて使うことができれば、より効果的なトレーニングを提供することができ、顧客満足度の向上にもつながります。
今回は、この二つの言葉の意味を説明し、どのような状況で使うべきかについても解説していきます。
目次
プログレッションとは
「プログレッション」とは、英語で「Progression」と表わされ、日本語で「進歩・前進」という意味をもちます。
トレーニングにおいては、トレーニング難易度を段階的にステップアップさせるときに使う考え方です。
例えば、スクワットを行う際に、正しいフォームでスクワットができるまで自重で行い、次のステップとして重りを使ったり、ジャンプを動きに加えることで、身体に追加で負荷をかけてレベルをアップさせるといったイメージです。
土台ができていない状況で行うと怪我のリスクがあったり、効果的なトレーニングが見込めなったりするときに、このプログレッションの考えに基づいてメニューを組みましょう。
リグレッションとは
「リグレッション」は、英語で「Regression」と表わされ、日本語で「後退・後に戻る」という意味を持ち、プログレッションの反対の意味で使われます。
トレーニングにおいては、トレーニング難易度を下げることで、より使っている筋を意識しやすく、正しいフォームを繰り返すことができる状態にまでトレーニング難易度を下げるという考え方です。
この考え方は、決してネガティブな考えではなく、あくまでもトレーニングを効果的なものにするための1つの考え方です。
スクワットの場合は、重量が重いことでバーを上げることで精一杯で、本来使いたい筋肉への意識や正しいフォームを無視した動作になることが多いです。
過度な重量設定は、怪我リスクを高めるだけで、むしろトレーニング効果を下げてしまいます。
そういった場合に、まずは筋肉の使い方や姿勢を見直して、正しいフォームを作れるようにトレーニングすることをリグレッションといいます。
2つの組み合わせで効果的なトレーニングを行おう
トレーニングを指導している現場では、「プログレッション」と「リグレッション」が当たり前のように使われています。
しかし、現実では、この二つを上手に組み合わすことができていないトレーナーが多いのです。
特に、プログレッションだけに意識が向き、重量を上げることに必死なトレーナーも見受けられます。何度も言いますが、過度な重量設定は、怪我リスクを高めます。トレーニング指導において、怪我をさせることはもっての他です。
上手にフォームを取ることができなかったり、できる回数が少なかったりする場合は、一度リグレッションを使って負荷を落としてみるようにしましょう。
そして、上手にフォームを取れるようになったり、できる回数が増えてきたタイミングで、プログレッションを使って、徐々に負荷を上げていくようにしましょう。
プログレッションとリグレッションを上手に組み合わせることで、安全に効果的なトレーニングを実施できるでしょう。
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